Kyoko Ueda

Japan

Kyoko Ueda

今回、靴を織物のテーマにしたのは、靴そのものが生命のないモノではなく、人間のさまざまな思いを込めたシンボリックなものとして私は捉えているからです。靴にまつわる童話も多く、ファンタジー性もあり、時に呪術的な話までどれも人生の示唆に富んでいます。


いつも地面に置かれていた靴をあらためて机の上で、あるいは織機の上で対峙する。それは靴にまた新しい生命、物語が生まれてくるように感じています。


綴れ織りは表裏同じ文様に織れる平組織です。今回は織裏として出てくる文様の端糸を部分的に残し、表裏のテクスチャーの違いの面白さも出せたらと思いました。